経済指標トップ8

経済指標カレンダー レッスン3

経済カレンダーは世界中のフォレックストレーダーにとって特に貴重なツールの1つです。ただ、初心者にとって経済カレンダーは当初きわめてわかりにくく感じられる可能性があります。そこでここでは、フォレックス市場への影響が特に大きい3つの主要経済、 米国、英国、ユーロ圏の主な経済指標の重要性に重点を置くことにします。

  1. 国内総生産(GDP): GDPとは国内で生産されるすべての財およびサービスの貨幣価値を総計したデータです。国内経済の健全性の目安となり、景気が拡大、減速、収縮しているかどうかを示します。
  2. 非農業部門雇用者数(米国): 農業部門を除いて米国で雇用されている有給労働者の合計数を表します。
  3. 失業率: 国内雇用市場に関する情報が得られるデータです。合計労働者数を失業者数で割って計算されます。
  4. インフレ率: インフレ率とは特定期間における財・サービスの価格の上昇率を示すデータです。最もよく使用される指標として、消費者物価指数(CPI)、卸売物価指数(WPI)、生産者物価指数(PPI)が挙げられます。
  5. 消費者信頼感: 消費者が経済状態に対してどの程度楽観しているかを測定するデータです。米国や英国など消費支出が牽引役となる経済では特に重要です。
  6. 中央銀行: 中央銀行による政策金利の決定は重要ですが、最も重要なのが米国連邦準備制度による決定です。米ドル相場の流れを決めると同時に、米国が世界最大経済であることがその主因です。
  7. 小売売上高: 小売売上高の増加率は小売りレベルでの売上総額の変動を示します。小売売上高が経済活動全体で重要な役割を果たしていることを考えると、消費支出に関する最も重要な指標と考えられます。
  8. 鉱工業生産増加率: 通常月次ベースで鉱工業生産の増加率を測定するもので、製造業、鉱業、電気・ガス業界にわたる合計生産高の変動を表します。

経済カレンダーに掲載される上記マクロ経済指標は、ファンダメンタルズ分析を利用するフォレックストレーダーにとって重要です。

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